ブラウザアプリを作成することでデバイスを遠隔操作するIoTアプリをobnizだけで作れます。
手元のブラウザ、またはobnizクラウドでWebhookや決まった時間などのきっかけを元にクラウド上でプログラムを実行します。
obnizのデバイスはアプリを作らなくてもAPIで遠隔操作可能ですが、アプリを作成することで以下が可能となります。
- 同じアプリを簡単に複数のデバイスに「インストール」できる
- obnizクラウド上で実行できる
- 簡単に他人に提供できる(アプリの公開/共有)
プログラム
プログラム言語はHTML/JavaScriptまたはブロックプログラムが選択できます。
ブロックプログラムはHTML/JavaScriptに変換されることでブラウザで動作します。
アプリの公開
自分以外のユーザに対するプログラム公開範囲を指定することが可能です。公開・限定公開・非公開の3つから選択でき、それぞれの説明は以下の通りです。
公開: アプリストアにおいて表示対象になります。他のユーザーがアプリをインストールしたり、プログラムを参考にすることができます。
限定公開: アプリストアには表示されず、他のユーザーは認証キー付きURLからのみ、アプリのインストールが可能です。このURLはアプリ編集画面に表示されます。
非公開: アプリストアには表示されず、かつ、他のユーザはこのアプリをインストールすることができません。
作成方法
アカウント作成後「アプリ開発」より言語を選びアプリを作成します。
各デバイス向けにテンプレートが用意されていますので、最も近いテンプレートからアプリを作成するのが便利です。
作成後オンラインエディタが開くのでそのままプログラムを始めることができます。
インストール
作成したアプリはデバイスにインストールすることで利用できるようになります。
- 1デバイスには1アプリのみインストール可能です。
- アプリのプログラムをインストール後に変更するとインストールされている全てのデバイスに即座に適用されます。
「インストール」はobnizクラウド上で行われます。プログラムが端末に転送され書き込まれるという意味ではありません。
また、複数のデバイスに同じアプリをインストールした場合は、同じひとつのアプリプログラムを利用します。プログラムがコピーされるわけではありません。
インストール時設定
「インストール時設定」では、たとえば「水をあげる間隔」など、インストール時にユーザーが設定できる項目を用意することができます。
設定された値はブラウザ実行・クラウド実行どちらの場合でも読み取ることができます。
const configs = Obniz.App.configs();
console.log(configs.watering_interval); // User configured value
ブラウザ実行
ブラウザ実行を設定で許可しているアプリはユーザーがブラウザで実行できます。
また、オンラインエディタでアプリのプログラムを編集している時にもデバイスを選んで実行することができます。
ブラウザ実行を許可しない場合は、クラウド実行のみのアプリとなり、以下ができなくなります。
- インストールしていないデバイスでもプログラムエディタからobnizIDを選択して実行
- アプリを探すで「今すぐ実行」ボタン表示