ブラウザから設定

obnizのデバイスが出すWi-FiにPC/スマートフォンから接続し、ブラウザから設定を行うことができます。

デバイスの出すWi-Fiへの接続方法

いつでもWi-Fiを出しているわけではなく、以下の条件で設定モードとなります。

デバイス 設定モード変更方法
obniz Board ・起動時(または直後)にボタンを長押し→
    Normal Launch → ADVANCED METHOD
・保存されているどのネットワーク設定にも繋げられなかった場合
その他 ・起動時(または直後)にボタンを長押し
・保存されているどのネットワーク設定にも繋げられなかった場合

設定モードになるとobnizデバイスは自身から以下のSSIDを持つパスワード不要のWi-Fiを出力します。

obniz-XXXXXXXX

(XXXXXXXXはその端末のobnizID)

スマートフォンやPCで接続することで自動的にブラウザが立ち上がります(OS3.5.0以降)。ブラウザが開かない、または古いOSの場合は下記のURLをブラウザで開くのをお試しください。

obniz OS 設定画面
3.5.0 <= 接続後自動で開く。開かない場合はブラウザでhttp://192.168.254.1/を開く
< 3.5.0 ブラウザでhttp://192.168.0.1/を開く
< 3.0.2 ブラウザでhttp://1.2.3.4/を開く

ログイン

OS3.5.0以降

設定ページへのログインにはPassKeyが必要です。工場出荷時の設定はobnizとなっており、これはログイン後ブラウザまたはクラウドより変更可能です(クラウドからの変更についてはお問い合わせください)。

ネットワーク選択

OS3.5.0以降

ログイン後以下のようなWi-Fi設定画面がスマートフォンまたはPCで開きます。
どのようなデバイスであっても、現在の設定とは関係なく必ずWi-Fi設定画面が最初に開かれます。

異なる設定を行いたい場合は左上の"Network"から希望のネットワークを選択してください。

ブラウザの仕様により、設定画面の挙動が異なる場合があります。
Andoroidをお使いの場合

ネットワーク設定

ブラウザからobnizOSの全てのネットワーク設定が行なえます。

保存する内容については設定のトップページをご覧ください。複数設定、優先についての記載があります。

接続状態表示

OS3.5.0以降

Network After Setting
Wi-Fi ボタンを押すとともに設定が保存され、接続状態が表示されます。失敗時はエラーが表示され再度設定できるようになり、成功時にはオンラインになったあと一度再起動します。
Wi-Fi MESH ボタンを押すとともに設定が保存され、端末は再起動し、再起動後接続をトライします。
Ethernet ボタンを押すとともに設定が保存され、端末は再起動し、再起動後接続をトライします。
Cellular ボタンを押すとともに設定が保存され、接続状態が表示されます。失敗時はエラーが表示され再度設定できるようになり、成功時にはオンラインになったあと一度再起動します。

接続状態として表示されるものの一例を記載します。

Network Status Description
Wi-Fi setting_configured 設定済みまたは設定待ち
_ wifi_connecting Wi-Fiに接続中
_ wifi_waiting_dhcp DHCP問い合わせ中
_ net_resolving_dns DNS名前解決中
_ net_tcp_connecting クラウド接続中
_ net_tcp_sending クラウド接続リクエスト中
_ net_tcp_waiting_response クラウド接続リクエスト承認待ち
_ online オンライン
Wi-Fi MESH setting_configured 設定済みまたは設定待ち
Ethernet setting_configured 設定済みまたは設定待ち
Cellular setting_configured 設定済みまたは設定待ち
_ lte_initing モデム初期化中
_ lte_activating ネットワークアクティベート中
_ net_resolving_dns DNS名前解決中
_ net_tcp_connecting クラウド接続中
_ net_tcp_sending クラウド接続リクエスト中
_ net_tcp_waiting_response クラウド接続リクエスト承認待ち
_ online オンライン

よくあるエラー

接続がエラーとなった場合は赤文字でエラー内容が表示されます。

  • Failed(203): アクセスポイントからの拒否で、固定IP環境でmacaddressの登録がされていない場合などに発生します。

Wi-Fi設定

Wi-Fi設定のページは表示するごとに周辺Wi-Fiをスキャンし選択肢として表示します。

設定可能な項目は以下となります。

設定 必須 内容
SSID・Password 必須 接続に必要な最低項目。SSIDがリストにない場合は"Other Network"を選び入力することができる。
BSSID 必須ではない Macアドレスを指定した接続に利用します。英数字小文字12文字で指定します。
固定IP 必須ではない 固定IP, subnet, DNS, Gateway を指定します。空欄のままにすることでDHCP利用となります。
Proxy 必須ではない port, addressを指定することでWebsocket接続時のProxy利用が行われます
WPA2 Enterprise 必須ではない Username, Password, AnonymousIDの指定

Connectを押すことで設定を即時保存し、接続を開始します。接続中は進捗状況をボタンの下に表示します。
接続に成功するとデバイスは一度再起動します。
接続に失敗した場合はエラーの内容が表示されます。

最大で5件保存します。

Wi-Fi MESH設定

OS3.5.0以降

Wi-Fi設定に追加で以下の設定項目があります。

設定 必須 内容
MESH ID 必須 同一のMESHを指定する識別子。HEXで12文字となります。(例. 0123456789AF)MESH IDは任意の値を自由に使うことができます。

Wi-Fi設定と異なりConnectを押すと設定を保存し即時再起動します。

注意: ステルスSSID指定時にはルーターのBSSID指定(Macアドレス指定)が必須となります。

最大で5件保存します。

Ether設定

有線LANの設定を保存します。

設定 必須 内容
固定IP 必須ではない 固定IP, subnet, DNS, Gateway を指定します。空欄のままにすることでDHCP利用となります。
Proxy 必須ではない port, addressを指定することでWebsocket接続時のProxy利用が行われます

Wi-Fi設定と異なりConnectを押すと設定を保存し即時再起動します。

3G/LTE 設定

OS3.5.0以降

モデムに対してSIMの設定を保存します。

設定 必須 内容
APN設定 必須 APN, id, password

Connectを押すことで設定を即時保存し、接続を開始します。接続中は進捗状況をボタンの下に表示します。
接続に成功するとデバイスは一度再起動します。
接続に失敗した場合はエラーの内容が表示されます。

デバイスの情報表示と設定

上のナビゲーションよりDeviceを選ぶことで設定の削除やMacアドレスの確認などが行なえます。

行える設定は以下のとおりです。

設定 内容
ネットワーク設定削除 全てのネットワーク設定を削除します
Wi-Fi Region 利用可能なWi-Fiのチャンネルを選択します。初期設置では North America (1-11ch)となっています。そのため、obnizOSは1-11chをアクティブスキャンし、12-14はパッシブスキャンします。特にステルスSSIDでかつ12-14chだった場合はobnizOSは初期設定では発見ができません。
PassKey ログインするためのパスワードの設定を行います。設定することでobnizではログインできなくなります。