設定

obnizOSではクラウドに接続するのに必要な設定のみデバイスに保存されます。
そのための以下の不揮発設定(電源を切っても保存される設定)があります。

設定内容 内容 設定方法
デバイスキー デバイスを認識するための鍵 Console(シリアル通信)からのみ
コンポーネント設定 システムコンポーネントの配線設定 Console/Display/Browser/Internet
ネットワーク設定 Networkにつなぐための設定 Console/Display/Browser/Internet

デバイスキー

obnizIDと秘密鍵を保存します。
これはデバイスにあらかじめはいっている場合と設定をコンソールから書き込む場合の2方法あります。
一度設定した場合取り出したり削除することhできません。

コンポーネント設定

LEDなどのシステムコンポーネントがどこにつながっているか指定するものです。指定されている場合obnizOSが利用します。各デバイス向けのobnizOSの場合、OS内部に設定がはいっていますが、ユーザーが設定するとその設定を優先利用します。

ネットワーク設定

ネットワークに接続しインターネットに繋ぐための設定です。
以下の情報が保存できます。

ネットワーク 保存件数 設定内容
Wi-Fi 5 SSID・Password
BSSID
固定IPに関わる設定
Proxyに関わる設定
WPA2 Enterprise
Wi-Fi MESH 5 MESH ID
SSID・Password
BSSID
固定IPに関わる設定
Proxyに関わる設定
WPA2 Enterprise
Ethernet 1 固定IPに関わる設定
Proxyに関わる設定
3G/LTE 1 APN・ID・Password

同一ネットワークで複数ある場合の優先順位

Wi-FiとWi-Fi MESHでは複数設定を受け付けます。複数ある場合新しく保存された設定から接続をトライします。
保存上限に達した場合は古い設定から削除されます。

Wi-FiとWi-Fi MESHでは新規設定の保存時の挙動が異なります。

ネットワーク 同一視するもの
Wi-Fi 同じSSIDの設定が存在すればその設定を削除した上で新しい設定を保存する
Wi-Fi MESH 比較・削除は行わない。全く同じ設定であったとしても保存する

優先ネットワーク

ネットワークをまたぐ複数の設定がある場合(Wi-Fiと3G/LTEなど)にどれを第一優先にするかの設定です。obnizOSでは最後に設定した設定を優先とします。

デバイス上の保存ではない設定

デバイスでなく、クラウド側に保存される設定があり、それらはデバイス管理やクラウドAPIにより操作できます。

(デバイスには保存されない設定の例)

  • デバイスの説明文
  • アクセストークン
  • リージョン設定

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