OS3.5.0以降
Wi-Fi MESHによりobnizのデバイス同士がWi-Fiで自動的にネットワークを構築。最もWi-Fiルーター(アクセスポイント)に近いデバイスのみがWi-Fiに接続し、それ以外はネットワーク経由でクラウド接続を行う機能です。
これにより、Wi-Fiの届かない場所でもWi-Fiの増設なくobnizが利用できます。
以下のようなシーンで活用できます。
- 地下などWi-Fiが入りにくい場所への設置
- アクセスポイントの接続台数に制限がある場合
- デバイスがよく移動する、Wi-Fi環境が変わる場合
この技術はWi-Fiルーターなどが提供するWi-Fiエリアを拡大する「メッシュWi-Fi」とは異なるものです。
特徴
- 通常のWiFi設定に追加でMESH IDを設定するだけの簡単設定
- MESHネットワークは自動で構築。あとから追加、削除も自動再構築
- ネットワーク内最大100ノード、最大6ステップ
- MESH IDでメッシュネットワークを分離可能
- クラウド上の利用方法の変更、obniz.jsのプログラムの変更は不要
- MESHにつながらなかった場合のフェイルオーバー(別のWi-FiやLTE回線)が可能
- 帯域が増えるのみでルーターから見たWi-Fi接続は1本で(1 IPのみ利用)、その上のTCP通信も1本です。
利用方法
Wi-Fi MESHの利用にはクラウド上でWi-Fi MESH利用のための契約が必要です。(現在、新規受付を停止中です)
利用の流れ
- デバイスをクラウドのアカウントに紐付け、プランの契約を行う(新規受付停止中)
- WiFiの設定とMESH ID(任意の番号)の設定をデバイスに行う
- 設置後自動でネットワーク構築、クラウドに接続しオンラインとなります。
- 管理画面でも個別の状態、個別のOTAが可能。JavaScriptからも今まで通りobnizIDを利用した接続とコントロールが可能です。
今まで通り、メッシュであってもなくても以下のようなプログラムでデバイスに対して接続できます。
var obnizA = new Obniz("1234-5678");
var obnizB = new Obniz("0000-0000");
obnizA.onconnect = async function() {
console.log(`connected to A`);
}
obnizB.onconnect = async function() {
console.log(`connected to B`);
}