obniz Boardシリーズを除くobnizではシリアル通信での設定が可能です。
接続
シリアル通信は以下のように接続します。
Key | Value |
---|---|
接続 | TX(ESP32のGPIO1がESP32の出力), RX(GPIO3がESP32の入力), GND |
ボーレート | 115200bps |
フロー制御 | なし |
パリティ | なし |
注意点:いくつかのESP32デバイスで、DTR・RTSを利用した自動書き込み回路が入っている場合があります。その場合、接続しても通信できない可能性がありますので、DTR・RTSのON,OFFを試してください。(多くの場合両方OFFで通常通信が可能です。)
モード切替
コンソールは通常内部状態を出力するのみで、設定を受け付けません。
コマンドを送ることで設定モードに切り替わります。
OS | 設定モード変更方法 |
---|---|
< 3.5.0 | 起動時(または直後)にs の1文字を送信したとき |
3.5.0 <= | 起動後どのタイミングであってもmenu の4文字を送信したとき |
メインメニュー
menu
と入力し初めに現れるのがメインメニューです。
----- Select -----
0:Exit ( Reboot )
1:Configure Network by Typing
2:Configure ALL from Data
3:Clear All Setting
Input number >>
設定 | 設定の内容 |
---|---|
0:Exit ( Reboot ) | ただ再起動します。 |
1:Configure Network by Typing | Consoleよりネットワーク設定を入力し、保存と再起動を行います。 |
2:Configure ALL from Data | 設定用JSONでのコンポーネント・ネットワーク一括設定を行います。どのような設定を行っていても内部の設定はこのJSONですべて置き換わることになります。 |
3:Clear All Setting | 全ての設定をクリアします。 |
コンソールの操作方法
数字での選択肢がある場合は数字を半角で入力しエンターを押します。
文字列の入力が必要な場合はそのまま入力します。
コンソールでは\r\n
の文字列を受け付けません。ターミナルの改行設定がそのようになっている場合は\r
または\n
に切り替えてください。
Wi-Fiなどの設定を行うことができますが、コンソール操作では設定を完了したり設定クリアなどを選択すると保存の上再起動します。
Wi-Fi
SSID, Passwordを入力することでWi-Fiの設定が可能です。
Macアドレス(BSSID)指定
obnizOS 3.5.0よりサポートされております。
アクセスポイントのMacアドレスを英数字小文字12文字で入力することで接続するアクセスポイントを指定することができます。
何も入力せずエンターを押すことで無指定となります。
ステルスSSID(非公開SSID)への接続方法
obnizOS 3.2.0よりサポートされております。
ステルスかどうかに関わらずSSIDやパスワードを入力することで設定可能です。
固定IPの設定方法
固定IPの場合は設定に必要な項目を立て続けに質問されます。
固定IPの利用には下記4つすべての入力が必須となります。
--- IP Address ---
Input address >> 192.168.0.10
--- Default Gateway ---
Input address >> 192.168.0.1
--- Subnet Mask ---
Input address >> 255.255.255.0
--- DNS Address ---
Input address >> 192.168.0.1
それぞれに必要な値を入力し、エンターを押すと次の項目に移動します。
Proxyの設定方法
Proxyの設定にはプロキシサーバーのアドレスとポートの情報が必要になります。
--- Proxy Config ---
Proxy Address
Input text >> 192.168.8.11
--- Proxy Port ---
Port Area:0-65535
Input number >> 8080
それぞれに必要な値を入力し、エンターを押すと次の項目に移動します。
WPA2 Enterprise
WPA2 Enterpriseの設定が可能な場合、Username, Password, AnonymousIDが設定可能です。