obnizOSではユーザーのプログラムとは関係なくいくつかの接続部品を「システムコンポーネント」としてOS独自に利用します。
利用が必須でOFFにできないのはConsole
のみで、それ以外は設定しない限りOFFとなっています。
接続したLEDをobnizOSのシステムコンポーネントとして利用したい(状態をLEDに出してほしい)場合はシステムコンポーネントとして「LEDをIO4につないだ」といった設定を行えば、OSがLEDを自動的に操作します。
また、"Ether", "Modem"を設定することでWi-Fiだけではなく、有線LANや携帯電話回線でインターネットに接続できるようになります。これらもどこに接続したかをobnizOSに設定すれば自動的に初期化・操作が行われます。
Component | Optional | User Pin Assign | Description |
---|---|---|---|
Console | Required | Not Available | obnizOSの状態表示やメニュー設定を行うUARTコンソール |
LED | Optional | User Can | 電源やネットワークなど内部状態を表示するためのLED |
Switch | Optional | User Can | 設定モードに入ったりプログラムで利用できるスイッチです |
Ether | Optional | Partically User Can | 有線LANの物理PHY部品です。指定することで有線LANでのインターネット接続が利用できるようになります。 |
Modem | Optional | User Can | 3G/LTEのモデムです。指定することで携帯回線でのインターネット接続が利用できるようになります。 |
コンポーネント設定
コンポーネント設定はOS3.5.0よりConsoleのmenuより行うことができます。一度行った設定は記憶され、OTAであっても消えることがありません。
設定方法は設定のページをご覧ください
プリセット
obnizではそれぞれのコンポーネント設置を持った特定ハードウェア向けobnizOSを用意しています。
(例)
- obnizOS for M5StackBasic (hw=m5stack_basic)
- obnizOS for ATOM Lite(hw=atomlite)
それらはインストールするだけで内部にコンポーネントの情報を持っているため設定せずとも本体にあるLEDやボタンが登録され利用できる状態からスタートします。