起動とWi-Fi設定

M5StickC (M5StickC 専用OSの書き込まれたもの)の起動から設定までを解説します。
M5StickC(デバイス)とUSBケーブルの他に、スマートフォン(またはPC)、モバイルバッテリーまたはUSBアダプタをご用意ください。

Step1. M5StickCの起動

向かって右下のボタンを押すことで起動します。
充電が足りない場合はUSBで充電するか、USBを電源につなぎながら操作してください。

Step2. Wi-Fiに接続

起動後M5StickCはWi-Fi設定待ちとなります。

Wi-Fi(ドキュメント)

を参考にしながらスマートフォンまたはPCよりM5StickCが出すWi-Fiに接続し、ブラウザよりSSIDとパスワードの設定を行います。

エラーが表示される、起動ができない場合 → トラブルシューティングをご確認ください。

Step3. プログラムの実行

M5StickCのディスプレイに表示されたQRコードをスマートフォンで読み込むと、プログラムエディタが開きます。

PCをお使いの場合

開発者コンソールのプログラムエディタを開いてください。obnizIDの入力を求められたら、M5StickCのディスプレイに表示されている8桁の数字を入力します。

プログラム画面右上の[実行]をタップ(クリック)すると実行画面が開いて、プログラムが実行されます。

初期の状態では、文字入力とLEDのON/OFFボタンが表示され、ボタンを押すことでM5StickC上の画面を変更したりLEDを点灯させることができます。
また、「M5」と書かれたM5StickC上のボタンを押すことで画面上の表示を変更することができます。

実行画面を閉じることでプログラムが終了します。

【応用】自分でプログラムを書く(obniz.js の使用方法)

プログラムエディタでは、プログラムの編集・追加ができます。

obniz.js 3.4.0以降でObniz.M5StickC()と指定すると、M5StickCの機能やIOを意識せずに簡単に呼び出せます。
ボタンやGrove、センサーを簡単に使用できます。

ボタン

let obniz = new Obniz.M5StickC("OBNIZ_ID");
obniz.onconnect = async () => {
    obniz.buttonA.onchange = (flg)=>{
        console.log(`buttonA state : ${flg}`);
    };
}

Grove

let obniz = new Obniz.M5StickC("OBNIZ_ID");
obniz.onconnect = async () => {
    const speaker = obniz.wired("Grove_Speaker", {grove: obniz.grove0});
    speaker.play(1000); //1000hz
    await obniz.wait(1000);
    speaker.stop();
}

センサー

let obniz = new Obniz.M5StickC("OBNIZ_ID");
obniz.onconnect = async () => {
    await obniz.setupIMUWait();
    // or old m5stickC
    // await obniz.setupIMUWait("SH200Q");
    console.log( await obniz.accelerationWait() );
    console.log( await obniz.gyroWait() );
}
let obniz = new Obniz.M5StickC("OBNIZ_ID");
obniz.onconnect = async () => {
    // LED blink
    obniz.led.blink();
    // IR LED テレビなどのリモコンを作れます。送信しかできません。
    // リモコンのデータを別のセンサーを使って前もって分析する必要があります。
    // https://obniz.com/ja/sdk/parts/IRSensor/README.md
    // 分析したデータを配列にいれて送信します。
    obniz.ir.send([1,1,1,1]);
}

Step4. M5StickCの電源OFF

向かって右下のボタンを5秒ほど長く押すことで電源を切ることができます。

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