環境構築
環境構築はリファレンスをご覧ください。
obnizOSの利用
obnizOSは自動ではスタートしません。obniz.start()
を呼び出すことで開始します。以下が最も少ないプログラムとなります。スタートしたobnizは自動的にデバイスキーを取り出し、Wi-Fiなどを利用してクラウドに接続します。
// Example
#include <obniz.h>
void setup() {
Serial.begin(115200);
obniz.start();
}
void loop() {
}
ArduinoIDEからの書き込みと動作の開始後、初めて書き込むデバイスであればシリアルモニターからデバイスキーの設定を行う必要があります。
また、デバイスキーの設定後はネットーワークの設定が必要です。
IOの利用
以下がIOのONとOFFを繰り返すプログラムとなります。
すべてのIOはobnizが管理しているため利用する前にobniz.pinReserve()
によりIOをobnizOSの管理から外し、プラグインで占有する必要があります。その後の操作はESP32のArduino向けプログラムと何も変わりません。
以下の例でIOの12が0.5秒ごとにON OFFするためLEDを接続すればobnizOSと関係なく点滅します。
#include <obniz.h>
void setup() {
Serial.begin(115200);
obniz.start();
obniz.pinReserve(12);
pinMode(12, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(12, HIGH);
delay(500);
digitalWrite(12, LOW);
delay(500);
}
このコードを環境構築ずみのArduinoIDEでESP32のボードに書き込んでみましょう。
今回使用していませんが、obniz.js側からは12番ピンを制御することはできません。これは意図していないタイミングでobnizOSによりリセットが行われ制御不能にならないようにするためです。
意図的に開放することもできるので、詳細はドキュメントをご覧ください。