アプリステータスはクラウド実行する場合に利用できる、状態を確認するための仕組みです。
ブラウザ実行と違ってクラウド実行だとどのような結果になったのかわからないためそれをアプリステータスで確認します。
クラウド実行は何もしなければ決められた時間(プランによります)でタイムアウトとしてプログラムが終了し、タイムアウトがアプリステータスとして記録されます。
アプリのプログラムからこのステータスを更新できます。ドキュメントにある通り、専用の関数が用意されています。
まずObniz.App.isCloudRunning()
でクラウド実行かどうかを判断し、クラウド実行の場合はObniz.App.done()
によりアプリステータスを更新します。
done()を呼ぶことでアプリステータスも記録もされますが、クラウド実行も終了となります。
if (Obniz.App.isCloudRunning()) {
Obniz.App.done({
status: 'success',
text: `It's OK`
})
}
任意の文字列を保存できるため、温度センサーの値を記録するといったことも可能です。
if (Obniz.App.isCloudRunning()) {
var temp = '27'
Obniz.App.done({
status: 'success',
text: `${tmp} degree`
})
}
ステータスにはsuccess
の他にerror
を選ぶことができ、errorの場合はエラー表示となります。異常な温度の検知といった状態を記録することができます。
if(temperature > 30) {
Obniz.App.done({
status: 'error',
text: `Too hot ${temperature} degree`
})
} else {
Obniz.App.done({
status: 'success',
text: `It's fine ${temperature} degree`
})
}